カテゴリ:仕事と英語( 2 )

昨日の続き。

結局、前回は何が言いたかったかというと、
曲線の下にプロットされる移民は、英語が足かせになるということでしょうか。

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逆に、移民Eさん。英語は得意だけど、技術力がイマイチというタイプ。
この人の場合、図のEの点にプロットされるんですが、
これまた、就職の方法は2つ。
自分の技術力にあった仕事E1をするか、
学校に通って技術力をあげてE2の仕事をするか。

こうやって見ると、
一見、移民のDさんもEさんも、同じような境遇に見えます。
いい仕事につくには、
Dさんは、英語を今の点からD2の地点に上げなければならないし、
Eさんは、技術力を今の点からE2の地点まであげなければいけないし、
どちらにせよ、努力が必要という点で。

ただし、ここからが問題。
DさんとEさんの状況には大きくことなる点が1点。
それが学校。

たとえば、Eさんが学校に入って技術をみにつけようと思った時、
その選択肢は、中学校のレベルから大学院まで幅広くあり、
自分の目標にあったものが選択可能です。
この図で言えば、D1からCまですべての範囲に学校が存在します。

逆に、Dさんが学校に入って英語をみにつけようと思った時、
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ESLとよばれるものが存在するのは、この範囲。
ESLだけでは、到底D2にたどり着くことは不可能。

結局、何が言いたかったかというと、
技術力に関しては、すべての範囲において、学校が用意されているのに対して、
英語力のレンジでは、上位の範囲が学校でカバーされてないっていうのが言いたかったんです。
なので、移民が丸で囲んであるあたりの仕事に集中しちゃうんじゃないかなぁ。

昔、ROYがはじめて日本に来た時、
総理大臣から掃除のおばさんまでみんな日本人だということに驚いたって
言ってました。
その時は、単にあたりまえじゃん!と思っただけだったんですが、
こうやって、カナダに住んでみると、ROYが驚いたのにも納得かなとも
思ったりします(カナダ人にとっては、ガードマンやタクシーの運転手が
ほとんどみんなターバン巻いてるのが普通で、そこに違和感は感じないんでしょうね)

いつか、この格差モザイク社会がキレイに混ざって、
ただのモザイク社会になる日がくるといいですね。
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今日は、前々から思ってた移民と英語の関係を書いてみますね。
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まず、簡単にカナダでの英語力と仕事の関係をあらわした図を書いてみます。
今回は縦軸に英語力、横軸に技術力をとってみます。

はじめのうちは、英語力と仕事の技量には相関関係があって、
より高度な仕事に就くには、より高い英語力が必要なわけです。

点Aは、英語力も技術力もそんなに必要ない仕事、たとえば掃除だとか、
ガードマンだとか。

そこから、段々仕事の技術力があがるにつれて、
必要な英語力があがっていきます。

そして、それが点Bで頂点に達します。

そして、Bの点を越えると今度は、技術力が上がるにつれて、
必要な英語力は下がっていきます。
おそらく点Cに当てはまる職業は、理科系の大学の研究者やお医者さんなんか。
ここまで技術が高まると、英語がつたなくても許されるって感じですよね。

さて、次に
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移民のDさんがカナダにやってきたとします。
このDさん、母国で弁護士をしていていました。なので、技術力は非常に高いんですが、
英語が苦手。なので、グラフ上では、その位置にプロットされます。

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その状態でカナダにやってきたDさんが就職する方法は、2つ。
1つは、元弁護士だったという技術は使わずに今の英語力に見合った仕事をする(D1)
もしくは、英語力をあげてカナダでも弁護士をする(D2)
この2つ。ただし、D2を選択するには、相当のお金と時間の余裕が必要。

僕は、今のカナダへの移民の多くがD1の方を選択してるような気がするんですよね。
じゃないと、タクシーの運転手がすべてターバン巻いてるのっておかしくないですか?

と、ここまで書いたところで、続きは明日。
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